使い終わった後のバーベキュー網、どうやって捨てたらいいのか迷ったことはありませんか?
「燃えるゴミ?燃えないゴミ?そのまま捨てて大丈夫?」
実は、100円ショップのバーベキュー網を正しく処分するには、いくつかの注意点があります。
この記事では、100均で買ったバーベキュー網の正しい捨て方について、わかりやすく解説していきます。
分別方法はもちろん、安全に捨てるための注意点や、環境への配慮、そして意外な再利用方法までご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
100均のバーベキュー網は使い捨て?耐久性は?
安さと手軽さが魅力
100円ショップで販売されているバーベキュー網は、リーズナブルな価格で手に入り、必要なときにすぐ使えるのが魅力です。
コンパクトなサイズから大きめのサイズまでさまざまな種類があり、一人バーベキューや少人数でのアウトドアにぴったり。
使い捨て感覚で利用できるため、手間なくバーベキューを楽しみたい方にも重宝されています。
耐久性には劣るため使い捨て派が多い
100円ショップで売っているバーベキュー網は安くて手軽な分、どうしても耐久性は劣ります。
ホームセンターなどで売っている1,000円程度~のBBQ網に比べると、触ったとき明らかにペコペコとしているはず。
重い鍋を置いたり、大きなかたまり肉を置いたりするとたわんでしまいます。
薄切りの肉や野菜を焼くなど、焼き肉をする分には十分に使えるので、焼き肉をする際にその都度使い捨てで使う人が多いです。
ステンレス製とスチール製の違いに注意
100均のバーベキュー網には、主にステンレス製とスチール製があります。
ステンレス製はサビに強く、比較的長持ちする傾向がありますが、価格が少し高めになることも。一方、スチール製は安価な一方でサビが出やすく、使用後の手入れを怠るとすぐに劣化が進む可能性があります。
捨て方にも多少の違いがあるため、購入時に材質をチェックしておくことが大切です。
バーベキュー網を捨てる前に押さえておきたいポイント
ぱっとゴミ袋に捨てるのはNG。まずは捨てる前に確認すべきポイントを見ていきましょう。
まずは自治体の分別ルールを確認しよう
バーベキュー網は金属製品の一種ですが、自治体によって「燃えないゴミ」「金属ゴミ」「粗大ゴミ」など扱いが異なる場合があります。
自治体のホームページや分別ガイドをチェックして、どの分類で出すべきかを必ず確認しましょう。
特にサイズが大きいバーベキュー網は、粗大ゴミ扱いになることもあるため要注意です。
使用後はしっかり冷ましてから油汚れを落とす
使用直後のバーベキュー網は高温になっているので、すぐ触ると火傷の危険があります。
安全のためにも炭や網をしっかり冷ましてから処分の準備をしましょう。
また、網についた油や食材のカスがそのままだと、分別時や回収時に汚れが広がり、衛生面でも問題が生じます。使い古しの新聞紙やキッチンペーパーで拭き取り、水洗いが可能な場合は軽く洗ってから乾燥させておくのがおすすめです。
ケガのリスクを防ぐための注意点
バーベキュー網には、網が切れたり曲がったりして先端が鋭利になっている部分があります。
処分する際に指を切ったり、ゴミ袋が破けたりする可能性があるため、軍手をはめるなど安全対策を行いましょう。
回収してもらう際にも、作業員がけがをしないよう、新聞紙で保護するなり、紙袋に入れ折れや欠けがある旨書いておくようにしましょう。
100均バーベキュー網の具体的な捨て方
燃えないゴミか金属ゴミか?代表的な分別パターン
多くの自治体では、金属製品は「燃えないゴミ」に区分されることが多いです。
しかし、一部の自治体では「小型金属類」や「金属ゴミ」として別枠で回収しているケースもあります。
特に、ステンレスやスチール製など、素材によってはリサイクルできるところもあるため、自治体がどのように分類しているかを事前に確認しましょう。
安全に小さく折りたたむ方法
大きなバーベキュー網はゴミ袋からはみ出すことがあり、回収されない場合も。
そこで、安全な方法で網を折りたたむのも一案です。
ペンチや金属用ハサミがあれば、網を切り離してコンパクトにまとめられます。ただし、切り口が鋭くなるため、切った部分はガムテープや新聞紙でしっかり保護するようにしてください。
回収日に出す際のマナーと注意点
ゴミ収集車の作業員がケガをしないよう、バーベキュー網の尖った部分には配慮が必要です。
先述のようにガムテープを巻いて保護するか、厚手の紙や段ボールで挟んでからゴミ袋に入れると安心。
また、油汚れがひどい場合は、匂いや虫の発生を防ぐためにも紙や袋で二重に包むなどの工夫をしましょう。ゴミ集積所に放置しておくと、野良猫やカラスが荒らす原因にもなるので、なるべく当日の朝に出すのが理想です。
自治体ごとの分別例
- 東京都:燃えないゴミ
- 大阪市:資源ゴミ(金属類)
- 横浜市:粗大ゴミ
- 名古屋市:燃えないゴミ(ただし、30cm未満に切断)
- 札幌市:燃えないゴミ(ただし、50cm未満に切断)
- 福岡市:資源ゴミ(金属類)
バーベキュー網を再利用・リサイクルする方法
網を使った簡単DIYアイデア
使い終わったバーベキュー網を、そのまま捨てるのはちょっともったいない気がするという方にはDIYもおすすめです。汚れが少ない、きれいに落とせた場合にはDIYで再活用するのも手です。
たとえば、網をフックに掛ければ「吊り下げ式の小物ラック」や「キッチンの小物収納」が作れます。
ペイントしておしゃれに仕上げればインテリアの一部として活用できるでしょう。
園芸や収納グッズへの活用例
園芸が趣味の方なら、バーベキュー網をプランターカバーやつる性植物の支柱代わりに使う方法があります。
また、ガーデニング用の小物を掛けて収納できるホルダーに加工しても便利です。
収納グッズとしては、網にS字フックを掛けてキッチンツールや掃除用具をまとめておくなど、意外な活用方法がいろいろと考えられます。
リサイクル可能な素材かを見極めるコツ
バーベキュー網の多くはスチールやステンレスなどリサイクル可能な素材で作られています。
ただし、コーティング加工されている場合はリサイクル対象外となるケースもあるため、自治体やリサイクル業者の受け入れ規定を確認しましょう。
リサイクルボックスへの持ち込みや、金属回収業者へ持っていくことで処分費用がかからないケースもあります。
100均バーベキュー網処分に関するQ&A
捨て方を間違えたらどうなる?
自治体の決まりとは違う方法で捨てると、回収されなかったり、不法投棄とみなされたりする可能性があります。
最悪の場合、罰金が科されるケースもあるので注意が必要です。
また、分別に迷うサイズや形状の網を出してしまうと、同じく回収されないままになってしまうこともあります。
まとめて大量に処分したい場合は?
バーベキューイベントなどで網を大量に使用した場合は、一度に大量の「燃えないゴミ」を出すことになり、収集車が対応しきれない場合も。
自治体によっては事前の申請が必要だったり、粗大ゴミ枠での申し込みが必要なことがあります。イベントの後片付け段階で処分方法を決めておくとスムーズです。
洗わずにそのまま捨てても大丈夫?
油汚れをまったく落とさずに捨てると、収集車や集積所が汚れてしまう恐れがあります。
極端に汚れている場合や、こびりつきが多い場合は、新聞紙やキッチンペーパーでさっと拭き取るだけでも違います
衛生面や周囲の迷惑を考慮し、できる限りきれいな状態で出すのがおすすめです。
まとめ
今回は、100円ショップで売っているバーベキュー網の捨て方についてみてきました。
安くて手に入りやすいため使い捨てできるのがメリットですが、事前にサイズや素材を確認し、どう捨てるかを把握しておきましょう。
この記事のまとめ
- 素材やサイズによって処分方法が異なるため、まずは自治体の分別ルールを確認することが大切。
- 燃えないゴミ・金属ゴミ・粗大ゴミのいずれかに分類される
- 安全に処分するために、使用後は十分に冷まし、油汚れや食材カスを拭き取ってから捨てる。
- 網が曲がったり切れたりして鋭利になりやすいので、ガムテープや新聞紙で保護してケガを防ぐ。
- DIYや園芸などの再利用方法もあり、リサイクル可能な素材であれば業者に持ち込める場合もある。
- 大量に廃棄する場合は事前申請が必要なこともあるので、イベント後は速やかに自治体や業者に相談
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